Do³(ドゥスリー)
捉え方のHow toを
蓄積し、実行する基盤
Do³はSVSSが自社開発した、捉え方のHow toを運用する基盤です。How toと今回の状況をもとに、AIエージェントが対話や分析を行います。人の指摘と結果をHow toやAIの適用へ戻し、次の仕事へつなぎます。
基盤上のエージェントが三つの工程を支えます
Do³の活用例として、日々の対話による運用を紹介します。基盤上のエージェントが認知生成プロセスを応用し、準備・振り返り・差分発見に必要な問いかけを行います。振り返りの型づくりと、成果につながる行動特性(コンピテンシー)の観察を支えます。
準備
対話を通じて、仕事の目的や大切にしたいことを確かめ、取り組み方を考えます。
振り返り
何が起き、どう受け止め、なぜその行動を選んだのかを本人の言葉から振り返ります。
差分発見
想定と実際、本人の捉え方と会社が大切にする考え方を照らし合わせ、違いに気づく手がかりをつくります。
同じ出来事に接しても、何に気づき、どう受け止めるかは人によって違います。お客様の一言を好機と捉える人もいれば、不満の兆しと捉える人もいる。その違いは、次に取る行動にも表れます。
会社のカルチャーも、こうした日々の受け止め方や判断の中にあります。何を良い仕事とするか。迷ったときに何を優先するか。どこまで相手のことを考えるか。経験を通じて共有されてきた感覚を、一人ひとりが自分の仕事と結びつけて理解していく。Do³上のエージェントは振り返りの型をつくりながら、その人の行動を継続的に観察します。どのような場面で何を捉え、どう行動するかを確かめます。
何に着目し、どう意味を読み取り、どう判断するか。こうした個人の「捉え方のHow to」を、SVSSは認知と考えています。
How toを作るときは、認知生成マトリクスで必要な視点から状況を読みます。SVSSで状況・捉え方・手続き・結果の見方を一組にします。マトリクスの四つの視点は、SVSS全体を点検するために使います。
対話から、その人の見方を知る
業務報告や振り返りには、起きた出来事とともに、本人の着眼点が表れます。何を成果と感じたのか、どこで迷ったのか、なぜその行動を選んだのか。
認知観察プロセスでは、対話の内容を過去の経緯と合わせて読み解き、本人が置いている前提や仕事に感じている意味を捉えていきます。あわせて、成果につながる行動特性が、どのような場面で表れているかを観察します。一度の発言で決めつけず、その後の対話や振り返りで確かめながら更新します。
会社の考え方を、自分の判断につなげる
たとえば「顧客に向き合う」とは何を指すのか。目の前の要望に素早く応えることなのか、要望の背景まで踏み込むことなのかで、仕事の進め方は変わります。
カルチャーとの認知合致プロセスでは、こうした具体的な場面を手がかりに、本人の捉え方と会社が大切にする判断の背景を照らし合わせます。自分の経験や関心と結びつけて理解を深めることで、初めての場面でも、その会社らしい判断を自分で考えられる状態を目指します。
各社の業務に合わせてエージェントを運用する
Do³上のエージェントは日常の業務報告、1on1に向けた振り返り、継続的な対話に対応します。目標と現状を照らし合わせて準備し、実行を振り返る。そこで見えてきた想定と実際の違いを、次の行動を考える手がかりにします。対話の記録や変化は、共有範囲に応じて整理し、上司や担当者が本人と話す際にも活用できます。
導入時には、その会社が大切にしていることや、実際の仕事で積み重ねてきた判断を伺います。「なぜ、その場面でそうしたのか」まで言葉にします。働きかける相手や場面も整理し、問いかけや解釈の基準をエージェントの運用に組み込みます。
対話を重ねると、用意していた問いが本人の状況に合わないことも出てきます。会社の担当者や熟練者と、どこにズレがあったかを確かめ、運用チームが基準を見直します。現場の変化に合わせて、エージェントの問いかけと運用方法を更新していきます。
認知生成プロセスを核にしたSVSSの考え方人が判断の主体となり、捉え方を育てる
この仕組みを支える設計思想がHCMAです。人が目的と採用する判断基準を定め、現場の異論や修正を次の運用へ戻します。日々の仕事を回す循環と、他の場面にも使える捉え方を育てる循環をつなぎます。
一つの対象場面からHow toの初版を作り、実際の返答と人の修正を通じて確かめます。今回の情報を直すのか、AIの適用を直すのかを分けます。How toや届け方の見直しが必要な場合は、確認してから次の運用へ反映します。
対象とする工程や利用者は案件ごとに定めます。以下の図は提供モデルの全体像です。各工程への自動実行やリアルタイムの介入を一律に含むものではありません。
認知生成プロセスを
6段階で詳しく見る
Do³上のエージェントや商談分析に共通する提供モデルです。人による助言を起点に、How toの共有と適用、現場での改善までを説明します。六つは仕組みを理解するための説明順です。各項目を開くと図と説明を確認できます。
01仕事の各工程を、マネージャーが支えている
何を確認して準備するか。実行中にどこを見るか。結果をどう振り返るか。マネージャーは、経験の中で培った捉え方をもとに、その都度助言しています。
02助言の内容も、受け取れる機会も人によって違う
教える人によって捉え方は異なり、必要なときに相談できるとも限りません。同じ助言でも、受け取る人がどう理解するかによって、その後の行動は変わります。
03双方が努力していても、現状が変わりにくい
伝えたはずなのに、次の仕事に生きていない。言われたとおりに取り組んでも、うまくいかない。捉え方が共有されないままでは、助言する側も受け取る側も悩むことになります。
04まず、経験の中にある捉え方を言葉にする
熟練者の着眼点と判断の理由を聞き取ります。認知生成マトリクスで必要な視点から点検し、SVSSの一組にまとめます。状況から捉え方を通じて手続きと結果確認へつながる「捉え方のHow to集」を作ります。
05AIが基準を参照し、その場に応じた助言をする
認知生成プロセスを応用し、How to集と本人の状況を踏まえた捉え方を生成します。AIによる分析や対話を通じて、その場で何に着目してどう捉えるかを示し、次の判断や行動を考える手がかりを返します。
06現場を知る人が、AIと助言の基準を見直す
熟練者やマネージャーが、実際の仕事とAIの助言を照らし合わせ、AIの働き方とHow to集の両方を改善します。見直した内容を次の助言へ反映し、担当者が直接関われない場面でも運用を続けられるようにします。
